「大学入試改革」の進展を整理していきたいと思います。
以前のニュース↓↓
今回は、
③英語の民間検定試験と⑤の高校の調査書・課外活動の評価についての進展を整理していきます。
まず、③の英語民間試験ですが、
今持っている英検は、大学入試で使うことができず、すべてリセットされます。
今年度から、大学入試で使える新しい試験をスタートします。今年の8月からパソコン上で受験する形式となり、来年度から面接型と録音提出型の2種類の試験が始まります。共に試験が1日で完結するため、大学入試で使える条件に該当することになります。
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http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2017/1222_01.html
今の高1以下の生徒たちは、この新しい英検を受け直さなくてはならないということです。〈他の民間検定、TOEIC・TOEFLなどは、「費用、対策量、試験地の問題」で嫌煙されるかもしれません。。。
評価基準のランク化により、大学に提出する際に、英検が不利になってしまうと生徒たちは、困惑してしまうかもしれません。。。進展に注目しています。〈対象:英検・ケンブリッジ英検・TOEIC・TOEFL・GTEC・TEAP・IELTS
時期指定と申請があり、高3の4月~12月に2回受験することができる。マークシート式のテストも2023年度(現中1)までは併用ですが、民間の検定試験を合否判定に反映させることができます。
※合否判定にどの程度使用するかは、各大学が学部ごとに決定する。2023年度(現小6)の入試からは、英語の「共通テスト」は完全に廃止し、民間試験一本で合否判定を行うことが決定しています
<各大学での活用の参考例>
1、民間試験のスコアを出願の資格要件とし、合否判定は「共通テスト」と各大学の2次試験で決定する。英検であれば2級または準2級。CEFRであればA2以上。GTECであれば690~959点というような基準を大学が設定する。
2、民間試験のスコアを点数化した上で、「共通テスト」の点数と合計して合否判定を行う。この場合、民間試験の点数の割合は、全体の2割以上とする。
※上記2つの方式を併用することも可とする。
次に④⑤の「面接」「小論文」「高校の調査書」「課外活動」等に関してですが、
新システム「e-ポートフォリオ」が導入されます。
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https://jep.jp/EPortfolio/statics/JeP_nyushi2019_20180704.pdf
大学入試でも高校入試と同じように調査書を活用できるということです。AO入試や推薦入試のみならず、一般入試でも合否判定の材料として使えるようになります。部活や生徒会等の課外活動について、生徒たちの「主体的な」取り組みを評価するようにしたいという方針です。
各生徒がマイページを持って、高校での課外活動の成果や、研究発表の内容等を入力・保管して、出願時にそのデータベースを大学に提出するという形です。<調査書の代わり
今年の9月から運用スタートとなり、来春の入試から使用できるようになります。
一般入試にどの程度、広がって行くのかに注目です。
現高1からは、入試制度が大きく変わり、過去問などの対策がしづらくなる状況だと受け止めておきましょう。
今の中3生からは、状況を見据えた上で大学受験をするのか付属高校を受けるか考えてください。中学生は、家族できちんと話し合いをしましょう。大学受験をする際には、新しい英検の取得準備と大学入試改革への対応の必要があります。
あとは、新システムe-ポートフォリオの作成に努めなければなりません。
日頃の活動や勤勉性が求められるため、元来の大学ごとの二次試験一発勝負とは異なっていくことが予想されます。
また、新情報がありましたら発信していきます。