3月から、コロナウイルスによる休校が始まり、2か月以上経過しました。未曾有の事態にこの先が不安なところだとは思いますが、ともに現状を確認し、今後の展望を考えていきたいと思います。以下、⑦点 〈5/7付
①中受/高受合同説明会
3月~6月に予定されていた私立・都立中高の合同説明会は、すべて中止・延期となりました。
・7月以降に開催日が再設定されているものもございます。
・各学校の説明会については、ホームページをご確認いただき情報を待つ形となります。
先日、近隣私立高校(大規模/新高1は【19クラス】)の広報の方とお話しさせていただき、
5月末の説明会は社会情勢に合わせて判断する見通しとのことでした。早いところは5月末/6月以降に動き出す可能性があります。
映像やオンラインでの説明会の検討・準備も進めているようです。志望校のホームページをご確認下さい。
②外部模試/検定
中学受験向けの大規模外部模試は、自宅受験の対応をとっています。
高校受験向けの大規模外部模試(V模擬)は、6月までは中止・見合わせとなっていますので、
7月以降の続報を待つ形です。社会的距離や会場の確保/日程分散などと検討しているとのことです。大学受験向けの公開模試も中止となっているものがほとんどです。大学入試改革も不透明なところは残りますが情報は今後となります……
また、各種検定も6月の会場は中止/延期となる見通しです。今から準備を進め、秋に備えていきましょう。
③内申点/調査書点
都立中高一貫校の受検/都立高校受験/私立高校推薦(単願/併願)には、
内申点・調査書点が大きく関わってきますが、
現段階で、3学期制の学校では1学期の成績が出せない可能性がでてきました。
また、2期生(前期/後期)の学校でも前期の評価対象が少ないため、現課題や提出物の評価割合は確認しておく必要があります。
中3生の個別相談などでは併願優遇基準として2年次の成績を加味したり、
今後の外部模試が従来以上に救済材料となる可能性があります。ここは見据えておいた方が良いですね。
スポーツ推薦なども2年次までのものを参考としていく見立てのようです。全国大会/インターハイの中止と苦渋の決断が下され、選手の胸中を察しますが、運動場/施設は開放の準備が進んでいるようです。
④授業/カリキュラムの実態
東京都では、都立・私立中高でのオンライン化のスピード格差が生まれ、
某私立高校では、4月末より新高1~新高3生はオンラインでのライブ授業を開始し、不透明な未来に翻弄されず、今と向き合いながら軌道に乗せることを第一としているとのことです。しかし、すべての学校で均整がとれているわけではなく、学校裁量が大きくなっています。課題提出型やアプリに学習記録をつけるなど多岐に渡っています。墨田区でも週3回程度の送信によるアプリ型学習の学校が見受けられています(学年/担当により異なる)。 5月からも分散登校や課題提出や一部の地域では、給食だけ食べに行けるなどと外出の動き増え始めました。
6月以降の再開見込みは、対応策とともにだんだんと見えつつはありますが、今後のカリキュラムの取り戻し/授業時間数補充策も各都道府県/自治体ごとにばらつきがあるようです。千葉県では一足早く、「7月いっぱいは学校/8月以降夏休み、土日活用案」を発表いたしました。東京都は正式発表待ちですが、お盆以外の夏休み返上案も出ているようです、どうなることでしょうか。。。
⑤学校行事と部活動
このGW(ステイホーム週間)で学校会議では行事の選別が話し合われたところも多いようです。運動会・林間学校の中止/延期や、合唱祭・展覧会・修学旅行などの時期調整などです。実質、中高の最高学年は練習再開が見合わされ、引退状態で辛い心情の生徒も多くいることでしょう。。。気持ちをしっかりと保ってほしいと願っています。適度に身体を動かすことは精神的にも良い作用となります。この期間の激しい体型の変化には気をつけましょう。
⑥9月入学案↔4月入学案
十数年前から国際的基準の9月入学案が議題になっていました。この緊急事態時に、GW前から再度再燃し話題になりましたが、今年度(2020年9月)の入学案は見送られました。賛成派の声/メリットもあげられていることから、現在も来年度(2021年9月)の入学案が検討されています。しかし、医療関係や社会情勢、目の前の事態と向き合うことが最優先であり、「小中高大/企業採用/決算」などと連動/連携することやオリンピック開催などとも重なり、即時決定し実現できる事柄ではないと考える現場の声も多いようです。そうなれば、従来の年明けの入試がベース(多少はズレルかも)となり、入試範囲が各学校裁量で絞られ指定される形になるでしょう。受験学年は映像授業/オンラインでも焦らず、着実にカリキュラムを進めていくことはプラスに働いていきます。
最後に、、、
⑦学習姿勢・習慣と気持ちの在り方
受験を控える生徒/保護者の皆さんは、何より不安と背中合わせだと思います。逆境を乗り越え、挑戦し勝ち取っていく上で大切なことは、身体と心の健康です。
「受験が消えてなくなることは、ないでしょ。やることをやる。」
某生徒のたくましい言葉です。
学生も大人も本当に苦しい場面です。だからこそ、どかっと構えてやるべきことは着実に積み上げていかねばなりません。全員でスクラムを組み、ともに受験に向き合っていきましょう。
不安で辛くなったときは深呼吸してストレッチも取り入れると良いです。
進学塾グロウズスタッフにいつでもご相談下さい。